06/13の発言内容(2/2)
2010-06-16


一業界人として、今後どのように表現規制と戦って行くか個人的な考えを述べさせていただきます。

正直なところ18禁作品製作に関わる人間の多くはエロが大好きな人間です。
かくいう私も、エロやBLが好きな人間の一人です。
古くは炎のミラージュ、流川(るかわ)や三井、アスランやキラ、エドアルが大好きです。快楽天もいつも買ってます。
そしてなにより、大半の男性の欲求不満を一時的に解消する手段は、エロです。

私は話の中で何度も『必要悪』という単語を述べましたがその意味はそこにあります。
性暴力の加害者の多くは男性です。
多くの人間、もとい男性は、そこにあるもので欲求を満たします。

性表現のあるメディアが無ければ性欲がなくなるというものではなく、
欲求不満がただたまっていくだけです。
性衝動とは悪ではありません。
上手に付き合い、適度に解消できる方法として二次元エロは必要悪であると思うのです。

規制派の多くの方がたが誤解している事なのですが、
『エロ漫画、エロゲー』の製作、販売サイドも
なんの対策もせずにただ店頭に流している訳ではありません。

今回の問題が出てくる前から、エロ本やエロゲーは、
18才未満購入禁止という前提で作られており、
エロゲーに関しては、その作品は倫理団体を通し、
パッケージにも18才未満購入禁止の注意書きを載せております。
販売店も、一般書籍や一般ゲームとは別に販売コーナーを設けており、
必要によっては身分証を提示する、等、アルコール飲料販売と同じ対処法を設けているのです。

まずは、私達作り手が、しっかりと販売対策を取っていること、
そして暴力やポルノを『必要悪として』受け止めて製作していることを、
多くの皆様に理解していただく事、
そして問題点が出たときには、中間点、妥協点を見つけて理性的に話し合っていけるのならば、
それが一番の理想だと思っております。


日本にはまだまだ沢山の才能が眠っております。
その中には、性表現やBLから生まれる才能もあるはずです。
その芽を、表現の規制という名の暴挙でつみ取らないで欲しい、と私は強く願います。

まずは保坂氏を国政に戻すことです。

私からは以上です。
ご静聴有り難うございました。
[倫理規定]

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